TOEFLが自宅で受験できるとのこと(2020年4月29日現在)

 COVIT 19、いわゆる新型コロナの影響で、なんとTOEFLが自宅で受験できるようになったらしい。TOEFL iBT Special Home Editionだって。すごい時代になったものだ…と感慨を隠せない。ちなみに、既に会場受験で申し込んだ場合でも、在宅受験に切り替えることができるらしい(6月までとのこと)。在宅から会場受験に切り替えることはできないようです。

情報ソース

 情報は御自身で適宜ググって御確認いただきたいですが、一応2020年4月29日の段階ではこれが一番よくまとまっていると思う。PDFです。

 この手の公式情報にしては非常によくまとまっている資料だとは思いますが、それでも20ページあるので、個人的に重要だと思う部分を下に抜粋していきます。適宜御参照いただければ。

使用機器と受験環境

 ひとつずつ重要そうな情報を抜粋しつつ、確認していこう。まず、自分で持っている必要のある機器類と環境について。

パソコン

  • デスクトップ又はノートパソコンを使用 (タブレット等不可)
  • Windows 10、8、7 (WindowsがインストールされているMacコンピュータは使用可能)
  • ChromeまたはFirefoxブラウザーを使用

 アップル信者の顰蹙を買いそうですね。。。

その他機器

  • スピーカー(ヘッドセット及びイヤホン不可)
  • マイク(ヘッドセット不可)
  • カメラ(内臓でも外付けでも構わないが、カメラを動かして机の上や部屋全体を見せる必要あり

 耳からカンニングしないように、ヘッドセットはだめみたいですね。良い音質のスピーカーが必要か。

受験環境

  • 受験者以外の人が入ってこない部屋で受験する必要あり(ネカフェ等公共スペースでの受験不可)
  • コンピュータとキーボードは机の上に設置。テスト中に使用が許可されるもののみ机に置くこと
  • ベッド、ソファー、ラウンジチェア使用不可
  • 飲食禁止
  • 耳が覆われないこと
  • ジュエリー、ネクタイピン、カフス、その他ヘアアクセサリー等も禁止

 ラウンジチェアの定義を明らかにしてほしいですね。ゲーミングチェアとか色んなタイプがあるけど。。。

ノートテイキング

  • 紙のメモ禁止
  • ホワイトボードと消せるペン、または透明なシートプロテクターに入れた紙と消せるペン

 シートプロテクターって何だよって思いましたよね。まぁつまりは試験後に監督者に「全部メモ消しました」って見せる必要があるとのこと。テストの流出が嫌なんですね。そんなのどうにでもなりそうですが…

受験申込

 これは御自身で御確認いただければと思いますが、そんなに特殊なオペレーションはないですね。ProctorUっていうのを使うとのこと。ちょっと面白いことに、テスト日時を指定後も、予約日時より前であれば変更可能とのこと。ありがたい。

受験中

 常に監督者がカメラで監視するようです。まぁ、さもありなん。

  • 受験者及び受験者のパソコンの画面が監視される
  • テストの全セッションが録画され、受験者の写真も撮影
  • 録音機器禁止
  • チェックインは予約時間から15分以内
  • 手鏡または携帯電話(この場合はスマホでしょうね)を使用してパソコンの画面もカメラに見せる必要あり
  • リスニング後の10分間は席を離れても良い
  • テスト終了後にリーディングとリスニングのスコアが表示

 ま、そりゃそうですよねっていう点が並びますが、手鏡またはスマホで画面をカメラにも見せるっていうのがなんか面白いですね。実際受験してみたい。あと地味に、リーディングとリスニングのスコア開示があるんですね。調べてみたら今年の2月からこの機能がついてるとのこと。素晴らしいですねそういうとこ。

 ちょっと個人的に疑問なのは、人数制限がなされていない?ように見えること。監督者がカメラから確認するとのことなので、マンツーマンではないにせよ、限界がありそうだけど…AIとか使って自動監視なのかな。ちょっと興味あるし、ちょうど今持ってるスコアが来年2月までだから、受験してみてもいいかもしれない。申し込みのときに人数制限かけてるのかも。

 でも妻が言っていて確かにと思ったのは、この自宅受験バージョンは点数として認めません、みたいな機関が今後出るのではないかと。なんかTOEFLで色々あった際に英国の大学院で一時的にIELTSだけになったとかあった気がするので、確かに色々利権も絡むし要注意かもしれない。まぁいずれにせよ受験してみたらまた体験記でも書きますかね。

 他に気になることとしては、キーボード配列がどうなるのかとか、部屋から完全に机以外のものを排除って現実的には難しいけどどれくらいなら許されるのかとか、ですかねぇ。実は海外で受験した際にはいまいち会場での細かな指示がわからなくて困ったみたいなこともあった気がするので、仏語圏に住んでいる身としては家で受験できるのはありがたい。そもそも家で受けれるってなんか良いですよね。特に個人的にはスピーキング。みんな自分の試験に集中してるってわかってはいても、ちょっとでも言葉に詰まると周りが気になってどんどんドツボにハマるんですよ。ほんと自意識過剰なんですけどね。あと逆に、自分がリスニングやらリーディングやらに集中してるときに、隣からうるせーなこいつって言うくらいに大きい声で「I live in Tokyo! I live in Tokyo! I live in Tokyo! I…」ってやられるのを避けることができる。

 でも結局、すぐに色々ハックしてチートする人が出るんだろうなぁ。そういうのの前に受験してしまいたい。

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